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最悪の上司にあなたの生活を破壊させない方法

あなたの上司は良い上司ですか? それとも、最悪にむかつく上司ですか? 最悪の上司と一日を過ごした後、家に帰ってもまだイライラしていて、夜になってもストレスが抜けず、つい家族にあたってしまう...なんてことはありませんか?

最近の研究によると、職場で上司から受けるストレスはプライベートな生活にも影響することがわかりました。職場でのストレスは、あなただけでなく、家族や友人をも間接的に傷つけてしまうのです。そこで今回は、上司から受けるストレスに関する研究結果と、最悪の上司を持ってしまった場合の対処法をご紹介します。

 

■上司から受けるストレスの影響の研究

多くの人がストレスの対処に苦労しています。ライフハッカーでも、ストレスを減らす方法については数多く採り上げてきました。しかし、私たちの生活においてストレスは避けがたいもの。とくに、職場でのストレスは誰もが経験します。そして悲しいかな、職場で受けたストレスをどうしても家庭に持ち帰ってしまうものです。

上司との関係がストレスになっている人も多いでしょう。もし、あなたの上司がマイクロマネージメントタイプ(部下の行動を細かく管理し、裁量権を一切与えない管理者)だったり、上司の顔を朝見るだけで気分が悪くなってしまうなら、何かしら対策をうつべきです。

『Journal of Business and Psychology』に掲載されたフランソワラブレー大学の新しい研究では、いくつかの異なる会社の従業員1,100人にアンケートを行い、上司のマネジメントスタイルと従業員の士気の間にどのような相関関係があるかを調べました。結果は、想像通りのものだったようです。

自分たちの自主性と貢献度を上司から尊重されていると感じている従業員は、おしなべて高い士気を持っており、仕事のパフォーマンスも優れていました。一方、上司から信頼されていないと感じていたり、生産性が低いからもっと頑張るようにと常に「励まされている」従業員は、より多くのストレスを抱えており、ストレスを家庭に持ち帰ることも多く、プライベートな生活や人間関係にも悪い影響を及ぼしていることがわかりました。

さらに、『Personnel Psychology』に掲載されたベイラー大学の研究では、上司からの虐待からくるストレスと、純粋に家族との関係から生じているストレスとを区分しつつ、職場のストレスと家族関係に抱える問題との相関関係を調査しました。こちらも結果は予想通り。上司からのストレスは、家族との関係にも悪い影響を及ぼしていました。誰もが体験的に知っているとおり、職場でストレスを受けた後だと、家に帰ったときに普段ならなんでもない些細なことが我慢できなかったりするものです。

これらの研究結果からは、とくに新しい発見はないようにも思えますが、上司から受けるストレスに焦点を当てた研究の先駆けとなるものです。

 

■最悪の上司とストレスへの対処法

最悪の上司への対処は一筋縄ではいかない問題です。上司は嫌いだが、今の仕事は好きという人はたくさんいます。たとえ彼らに「会社を辞めて他の仕事を探しなよ」とアドバイスしたとしても「そうじゃない、今の仕事はパーフェクトなんだ、ただ上司だけが問題なんだ」と言い返されるのがオチでしょう。会社を辞めるのもひとつの選択肢ですが、それだけが唯一の選択肢ではありません。以下では、会社を辞める前にオススメしたい対処法をご紹介します。

<ストレスを解消できる趣味や活動をもつ>

職場でのストレスを解消するのに最も良い方法のひとつは、仕事の後に通えるような趣味や活動をもつこと。気分が充実し、リラックスできるものを選びましょう。帰宅前にスポーツジムに通うのもオススメです。適度なエクササイズで心も体も健やかになり、家庭に余計なストレスを持ち帰ることもなくなります。

 

<瞑想やビジュアライズ・テクニックに取り組む>

慢性的なストレスを解消するには、少し一人になれる時間をとって、瞑想やビジュアライズテクニック、筋肉リラクゼーションテクニックなどに取り組むのもオススメです。また、家に帰る前の少しの時間、たとえば通勤の車や電車の中で気持ちを静かにして、自分が今感じているストレスはいったい何なのか、自分の生活にどのような影響を与えているかを考えてみましょう。ストレスのせいで家族や友人への接し方に問題があったことに気づくかもしれません。

 

<部署を異動する>

もし、会社があなたの希望を聞いてくれるなら、違う部署への異動も検討しましょう。人事部に話すか、異動先の部署のキーパーソンに相談してみてください。ただし、事は慎重に。現在の上司に妨害されるような事態は避けなければいけません。外交的に上手く振る舞いましょう。うまくいけば、愛する仕事を失わずに最悪の上司から離れることができます。

 

<闘う準備をしておく>

上司があなたに酷い仕打ちをしているからといって、あなたもそうするべきではありません。しかし、いずれ上司と対決せざるをえない日が来るかもしれません。そのための対策は必要です。例えば、あなたの会社への貢献と価値を証明するために、これまでに達成した仕事の実績を書面化しておいたり、ワークダイアリーをつけておくようにします。上司があなたの仕事ぶりや生産性に文句をつけ始めた時に、自分の働きを証明するために書面化を進めておくのです。これは最悪の場合、転職活動にも役立ちます。

 

<上司に直接伝える>

これは非常に微妙な賭けですが、もし、あなたの上司が悪意だけの人間ではないと信じるなら、素直に礼儀正しくアプローチすれば、功を奏するかもしれません。もしかすると、上司自身があまりの忙しさで大きなストレスを抱えていたり、さらに上の上司からキツいプレッシャーを受けて苦しんでいるのかもしれません。そうであれば、あなたが自分の感じていることを素直に伝え、礼儀正しく接すれば、上司も真摯に耳を傾けてくれるはずですし、味方にもなってくれるでしょう。原文筆者の経験からもこれは保証できるとのこと。誰だってストレスで苦しみたくはありません。真摯な態度で接すれば、上司も理解を示し、あなたの立場になって考えてくれるはずです。

 

<人事部か、さらに上の上司に相談する>

こちらも慎重さが必要です。最悪の上司のさらに上の上司もまた最悪な人物であることもありますし、彼ら二人の関係はあなたが思うよりずっと親密かもしれません。また、人事部も油断は禁物です。会社によっては、従業員の訴えをまともに聞かず、むしろ上司に告げ口してしまう人事部もあります。しかし、もし人事部や上司の上司を信頼できるのであれば、相談してみるのもいいでしょう。

その際には、上司の人格そのものはなく、問題となっている現象や振る舞いにフォーカスを当てて話すようにしてください。そして、自分は上司を助けたいと思っていて、仕事上の責務もきっちり果たすつもりでいるのだが、ある特定の問題に関してストレスを抱えて困っているのだ、と丁寧に話してみましょう。この問題を解決するために力を貸してもらえないか尋ねるのです。また、この話を内密にしておいてもらえるか、返事はいつもらえるかを必ず確認しておきましょう。

 

<最後の手段「辞める」>

もう打つ手がない、また、仕事帰りのエクササイズもセラピー通いも事態を改善させず、家族への八つ当たりも止まらないのなら、決断の時が来たのかもしれません。たとえ仕事自体には不満がなくとも、最悪の上司のせいで惨めな日々が続いているとしたら、転職を考えてもいいでしょう。もちろん簡単にはいかないでしょうが、自分の健康や家族との関係にいつまでも悪影響を与えておくわけにはいきません。

 

とにかく、あなたが最悪な上司のせいでひどいストレスを抱えており、それがプライベートな生活にまで悪影響を及ぼしているのなら、何か対策をとらなければいけません。何をするかは、あなたが感じているストレスの程度にもよります。

エクササイズや瞑想でなんとかなりそうなら、今すぐ始めてください。そんなことではとても解消できそうになく、あなたの上司も決して態度を変えそうにないのなら、もう少し抜本的な解決が必要となります。ストレスは生産性、健康に影響を与えるものです。最近の研究では、「健康であることが幸福の条件」とも言われています。自分に幸福を与えるようにしてください。

皆さんは最悪な上司に対して、毎日どう対応していますか? ストレスを家庭に持ち帰らないためにどんな工夫をしていますか? ぜひコメント欄で教えてください。
Alan Henry(原文/訳:伊藤貴之)

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